四季
森博嗣さんがまさか四季さんの思考を紙上に書いてくださるとは思ってもなかった。天才は天才だろう、それで終わると思っていたが期待は裏切られた。
今までの天才というものはミステリアスで謎につつまれ、読者をなんともいえない謎のなかに放り込んでいたものだが、森博嗣さんはどうやらそれでは満足することなく四季という本で余すとこなく書きたいらしい。…とは思ったが、本編を読んでみると、そうでもないことが分かった。
どうやら森博嗣さんは世在丸紅子シリーズを始めた当初からこの斜述トリックを完成させていたのかもしれない。いや、もしかしたら犀川&萌絵シリーズをはじめたときからなのだろうか?本編を読むとそれは明らかになるが、すべてはFになるの中で今まで些細な事柄として思われていたことが、実はこの物語で収束していくような仕掛けになっているのだ。…いつ仕掛けたんですか、森さん。
へっくんとは世在丸紅子シリーズ第一話から、へっくんと呼ばれていた紅子さんの子供。…やっぽりあーただったんですか。10話目の、子供である四季と紅子さんが出会った時系列からすると、もしかしたらもしかしなくともとおもってはいたのですが、いざ言われるとなんだか脱力。
なんだか言動が子供のときから変わってないなぁというのにちょっと笑ってしまいました。子供のときよりお喋りになってるなとも思いましたけれども。
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