森博嗣さんの心に残った言葉
ものごとを柔軟に考えるための近道は、柔軟な頭を持っている振りをすることです。そうすれば、そのうち、本当に柔軟になるでしょう。頭が良い振りをしてみて下さい。自然に頭が良くなるでしょう。馬鹿な振りをしてみて下さい。きっと馬鹿になるでしょう。子供は大人の真似をして、なりたい人間の真似をして、大人になり、なりたい人になるのです。自分の思ったとおりになります。人間とは、順応することにかけては、地球上最も優れた生物ですからね。
観察すれば、こういう現象がよく見られます。人の態度もそうでしょう。不真面目な人が真面目な行動を強いられているうちに、いつのまにか真面目にしていることが普通になって、不真面目なことが普通じゃなくなり、不真面目にしている人間をいつのまにか非難していることもありますし。逆のことにもあてはめてみてもそうです。森博嗣さんという方は、人間をよく観察しているのだなぁと感服します。いずれの場合にも、それがあてはまるだろう、と私も確信できます。
ものごとを柔軟に考えるには、どうすれば良いでしょうか? それは、常に自分がこう感じるのは何故だ、どうして別の感じ方ができないのか、と自問することです。自分で考えているようで、素直に感じているようで、実のところ、既成の価値観に支配されていることがほとんどです。常識的なこととは、それが楽だから、こんなに広まっているわけですが、多少は抵抗してみましょう。少しは素敵なことが残っているかもしれません。
他の方法論、アクセス方法を知るためには、三段論法をやめてみましょう。前提がもしかしたら間違っているのかもしれません。出来るだけ推測を確固としたものに近付けるには、情報をたくさん集め、頭の中で混ぜて比較検討することです。そしたら、頭の中で勝手にこれとこれという情報が自然に選び出されて、その行き着く先の道が見えてきます。一つ言うと、欝症状の人の脳を覗いたら、脳の前頭葉が真っ白だったようです。つまり、脳がほとんど活動していないのです。事実から推測したほうが、かなり事実に近い推測結果が得られます。
という私なりの経験です。いろいろ考えているつもりで、堂々巡りだったり、いつのまにか呆けているのはもしかしたらこういうことなのかもしれません。それを改善するのも自分自身しかいないのです。
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